レコーディングエンジニアって実際何してるの?
レコーディングエンジニアという仕事は聞いたことはあるけど、実際どんな事をするのかなど、あまり知らない人が多いのではないでしょうか?
●レコーディングエンジニアとは?
レコーディングエンジニアとは一言で表すと「音の職人」です。様々な音響機器を駆使してアーティスト、作家、プロデューサー、ディレクター等がイメージする音を形にし録音する仕事です。
又、一般的にはミキシングエンジニアという仕事も行うエンジニアが多いためCDのクレジットには「レコーディング&ミキシングエンジニア」の表記が多いです。
ミキシングエンジニアとは録音後の音のバランスやリズム、ピッチなどを整音し、クライアントのオーダーイメージになるよう全体のバランス等を調整し、最終段階の※「マスタリング」前まで、完成させるお仕事です。
※マスタリングとは、音楽制作の最終作業になり、音圧や全体のバランスの調整を行う作業になります。
●レコーディングエンジニアが使用する代表的な音響機器
マイクロフォン
アーティストの演奏した音を電気信号に変換する機器です。
録音において音が1番最初に通過する機器です。
マイクプリアンプ
マイクで拾った音声信号は非常に小さいレベルのため最適なラインレベルに増幅する機器です。
ミキシングコンソール
ミキシングコンソールは「ミキサー」や「卓」、「コンソール」と言われたりします。
複数の音声信号の音質やレベルを調整する事ができます。
又、マイクプリアンプ、イコライザー、コンプレッサーといった、機能が内蔵で付属されているミキシングコンソールがほとんどで非常に便利な音響機器です。
DAWソフト
音を実際に録音し編集、ミックスなど最近は全てDAWソフトを用いられることが殆どです。
DAWソフトは種類が沢山ありますが、プロのレコーディングスタジオでは「Protools」が標準になっています。
モニタースピーカー
レコーディングエンジニアが録音、ミックスを行う際に物差しとして使うスピーカーです。
ほかにもまだまだありますが、こういった音響機器をつかいこなして、日々作業をされています。
●レコーディングエンジニアの資格
レコーディングエンジニアになるために、必用な資格はありませんが、
技術を計るProtools技術認定試験やサウンドレコーディング技術認定試験などがあり、知識などをまず身につけたいという方にはとてもオススメです。
●レコーディングエンジニアになるには
レコーディングエンジニアになるには、音楽大学や専門学校に通う方もいれば、学校にはいかずにエンジニアをされてる方もよくみられますが、最初はレコーディングスタジオ等でアシスタントとして知識や技術を身につけ、経験を積んでから1人前のエンジニアになる方が多いようです。
又、独学の方や、ミュージシャンの方でエンジニアをされている方もいるので入り口は様々だと思われます。
●まとめ
レコーディングエンジニアという仕事は奥がとても深いイメージです。最近では、アシスタントやディレクターもなしで、全て1人でこなすマルチエンジニアも多くなってきており、業務量は多く大変な所もありますが、その分完成させた時の達成感も非常に大きくやり甲斐のあるお仕事です!
興味のある方は是非参考にしてみてください!
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