アバターで活動するYouTuber、通称「VTuber(ブイチューバー)」は、今や日本国内外で大きな人気を誇るコンテンツです。キャラクターとして顔出しせずに配信できる一方、声や演技力、トークスキルなど“中の人”としての実力が重要視されます。本記事では、VTuberの中の人(声・演者)になるための方法、現状のオーディション事情、必要な準備やスキルについて詳しく解説します。
VTuberとは?中の人の役割
VTuberとは、バーチャルキャラクターとして動画配信・ライブ配信を行う活動者のことです。2Dまたは3Dのアバターを使い、YouTube、Twitch、TikTokなどで活動します。
中の人は、以下のような要素を担当します:
- 声・演技(セリフ・歌・ゲーム実況)
- キャラクターになりきったトーク・表現
- 配信中のリアルタイム対応・コメント返し
- SNS運用や企画協力(事務所所属の場合)
VTuberになる2つのパターン
① 事務所所属型(オーディション参加)
- ホロライブ、にじさんじ、774inc. など
- キャラクターデザイン済みで、配信に専念できる
- サポート体制あり(機材、運営、グッズ展開など)
ただし、人気が集中するため倍率は非常に高く、オーディションに向けた入念な準備が必要です。
② 個人勢・フリー活動型
- 自分でキャラを作成または依頼して活動開始
- 配信内容やスケジュールも自由に決められる
- 収益化には継続的な努力とマーケティングが必要
近年は個人勢VTuberの成功例も多く、活動の幅は広がっています。
VTuberオーディションの現状
- 大手事務所では常時・定期オーディションを開催中
- 新キャラの立ち上げや既存キャラの中の人募集がメイン
- 書類選考 → ボイス審査 → 面談・実技という流れ
- 提出内容:自己紹介動画、トーク・歌の録音、活動歴など
にじさんじやホロライブでは、オリジナルキャラの配役募集に加え、配信歴のある経験者を優遇する傾向もあります。
必要なスキル・準備すべきこと
- 声・演技力:声質、キャラ性、表現の幅
- トーク力:雑談、リアクション、コメント返し
- 機材・環境:マイク・インターフェース・録音ソフトなど
- 配信・編集スキル:OBS、動画編集ソフトの基本操作
- SNS運用力:フォロワーを伸ばすための発信力
初期費用をかけずに始めたい場合は、Live2DモデルをココナラやSkebで依頼する方法もあります。
フリー活動での収益化の流れ
- YouTubeチャンネル開設+配信を開始
- チャンネル登録者数1,000人、視聴時間4,000時間で収益化
- グッズ販売・ボイス販売・メンバーシップ導入
- 企業案件(タイアップ)やイベント出演などへ拡大
PatreonやBOOTHなどでファンからの支援を受けながら活動を続けているVTuberも多く存在します。
VTuberの“中の人”になるには、演技や配信スキル、そして何より継続的な発信力が求められます。事務所に所属するルートもあれば、自らのキャラクターを創り上げて活動する道もあります。あなたの個性や声が、誰かの心を動かすチャンスを掴むために、まずは行動を起こしてみましょう。
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